今回のコロナヴィールス禍では、この国の基本が、人間尊重・命を守る事に徹底していることを痛感しています。

キューバにお世話になって18年半になります。自然が美しく気候が良く、健康的な暮らしをさせてもらっています。今回のコロナヴィールス禍では、この国の基本が、人間尊重・命を守る事に徹底していることを痛感しています。

 

健康は人権~生存権・人権の保障

コロナヴィールスが世界に広がり始めた2月末、キューバ政府は、「呼吸器・気管支などに持病・既往症のある人は外出を控えてください」「咳・気分の悪さ・発熱など、少しでも異常を感じたら直ぐに医療機関に行って下さい、いつでも診療できますので早めに受診して下さい」と呼びかけました。

ケイタイを契約しているCUBASELクーバセルから、

「保健省からの通達:発熱・咳・気分の悪さなどを感じたら直ぐに医療機関にかかって下さい。石鹸やアルコールで手洗いとうがいを徹底して下さい」と度々メールがあり、注意を促してくれます。

ここのポリクリニコ(診療所)は24時間対応で休診日はありません(日本ではお正月などに受診出来ず手遅れになる事がありますが)。日頃、それだけでも安心感がありましたが、予測のできないコロナヴィールスの蔓延した世界では、いつでも医療の受けられる体制があることほど有難いことはありません。

 

そして、キューバの遺伝子工学・バイオテクノロジーセンターCIGB)の研究者チームによって1986年に開発されたインターフェロンα2B(IFNrec)(B型・C型肝炎、帯状疱疹、 HIV/エイズ、デング熱などのウイルス性疾患の治療で効果と安全性が確認されているが、中国やスペインで治療効果をあげていること、他の国でも使用されはじめていること、多くの国から申請受けていることなどが伝えられ、ますます心強く思いました。

 

3月になると、コンスルトリオ(家庭医)の医師と看護師さんが全家庭訪問して(お互いマスク姿で距離をとって)、「健康に不安はありませんか?変わったことはないでしょうか?」と訊いてくれました(何回も)。

4月には、医師と看護師さんが来て、ヴィールスに対する抵抗力がつくホメオパシー(同種療法)薬「PrevengHo-Vir」の投与を受けました。これらのすべてが無料で、手続きさえも必要無いばかりか、医療機関に行って並んで待つ必要もないのです(何という親切・安心社会でしょう^^*)。

 

「一人も餓えさせない」

感染者の増加で、職場が休みになり、交通機関が止まるなど、いよいよ警戒が必要になってからは、政府から国民に食糧援助が行われました。高齢のママと二人暮らしの友人は、1食1ペソMN(約¥5)、タダみたいな安さのお弁当が一日2回届けられ、とても美味しいと言っています。我が家も、パスタやトウモロコシの粉、ウインナー、冷凍コロッケ、ハンバーグなどが超安価でボデガ(食糧援助所)に来ました。

「一人も餓えさせない」キューバ政府の優しさが、とても嬉しいです。

 

インターネットを契約している会社ETECSAから、外出を控えている国民への贈り物として、契約時間に「+10時間と使用料金減額」がありました(4月に続き5月にも「+10時間」があり、「母の日」には更に「+10時間」頂き、ネットがたっぷり使えて本当に感謝しています)。

粋ですよね、バレンタインデー前後3日間にも「お楽しみください」とケイタイ料金減額サービスがありました。

 

世界を愛と連帯で~米国による「封鎖」の撤廃を!

 知られているように、コロナヴィールス感染国から要請を受けて、キューバ医療団は各国に医療支援に行っています(5月半ば現在、世界24ヵ国に26部隊、2,300人派遣)。それは今始まった事ではなく、キューバ革命直後から、「治るはずの病気で一人も死なない社会に人類はなるべき」というフィデル・カストロの提言を受けて、医師と教育者の養成に力を入れ、「困っている国へ、武器ではなく、医師を送ろう」と、世界を愛と連帯で結ぶキューバ革命の魂です(現在では59ヵ国28,000人が医療支援に)。

世界中の国が、このような考え方になれば(戦争を止めて、医療や教育をビジネスにしないで)、人々は幸せに暮らせることでしょう。このキューバの精神が気に入らないからと米国がキューバを「封鎖」しているのはあまりに非人間的です、国際的な犯罪ではないでしょうか。

コロナヴィールスが世界に蔓延して、中国・ロシア・ベトナム・イランなどが、医薬品や医師・食糧・生活必需品などを、イタリアをはじめ、世界各国に支援しています(ロシアは米国へも)。

ところが、これを米国が「制裁」口実にキューバやベネズエラなどには届けないよう脅迫・妨害しています、命がかかっているというのに(キューバは人工呼吸器の輸入を阻止された)。

即刻、米国によるすべての国への「封鎖(何も悪いことをしていないのに制裁などと言う)」を止めるべきです(ロシア中国・イラン・シリア・北朝鮮・キューバ・ニカラグア・ベネズエラの8ヵ国の国連代表部は、国連のグテレス事務総長に米国の「封鎖」解除を求め、グテレス総長はこれを提案しているが、米国は無視している)。

人類みんなが支え合い協力し合う世界がどんなに気持ちが良いか、そんな世界を希み、キューバへの感謝を記します。

    真夏日和のキューバ、ハバナより、宮本眞樹子

Categoría
Solidaridad
RSS Minrex